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国分寺崖線の旅 その1(2020.8.2)
更新日:2020年12月19日
緊急事態宣言の後、どこかに旅したいという気持ちを抑えられず、東京脱出の機会を狙っていたが、どうやらしばらくは難しいらしい。
なので、東京をとことん旅することにしてみた。
まずは、東京の地形を代表する国分寺崖線をたどってみる。
まずは、国分寺駅の北西にある姿見の池から。
つづいて、野川の源流へ。野川は、東恋ヶ窪にある日立製作所中央研究所敷地内に湧き出る湧水を主源流としている。野川には、そのほかにも国分寺崖線下から湧き出るいくつかの湧水が流入している。
国分寺駅の南にある殿ヶ谷戸庭園へ。うまく国分寺崖線を利用して庭園をつくっている。崖の上の明るい芝生地と崖下の湧水池、樹林で雰囲気が一変する造園手法がみどころ。
この庭園は、大正初期に江口定條(後の満鉄副総裁)の別荘として整備され、昭和初期には三菱財閥の岩崎家の別邸となった。
戦後、地域の開発計画に対し庭園を守る住民運動が発端となり、1974年に都が買収し、整備後、有料庭園として開園した。庭園の名称は、昔この地が国分寺村殿ヶ谷戸という地名であったことに由来している。
殿ヶ谷戸庭園の後、国分寺崖線をおりて野川が流れる立川段丘面へ。
崖線下からはまだ自然が残る崖線の斜面を見ることができる。また、崖線下にはわき水がわき出ている。きれいな水が得られる地の利もあって、崖線下には国分寺跡がある。
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